梅本消化器クリニック

　この度、診療報酬に関して重大な変更の通達が、厚生労働省よりありましたため、お知らせいたします。（診療報酬改定）
※今回の改定は６月からになります。

１，慢性疾患、生活習慣病の中でも特に「高血圧、糖尿病、脂質異常」は、進行すると自覚症状なしに動脈硬化を引き起こします。これによって、心筋梗塞や脳梗塞、慢性腎臓病、脂肪肝などが合併症として引き起こされた際には、取り返しの付かない病状に一気に進むこともあります。
　これらを長期的に防ぐための方策として、「高血圧、糖尿病、脂質異常」の三疾患は、これまでの「特定疾患管理料」から専門的・総合的な治療管理を行う「生活習慣病管理料」へ移行するよう厚生労働省より通達がありました。また、患者様とかかりつけ医で、治療計画を作成・共有した上で、双方の署名が、書面にて必要となりました。
　この改定によって、日頃からの診察の待ち時間の長さに加え、さらに診察時間も長くなることが予想されます。そのため、診察の前に、問診表チェックリストや治療計画書の作成にご協力お願いいたします。それら書面の内容と、診察での治療計画の説明をご確認いただいた上で、同意と署名をお願いすることとなります。

２，血液検査や血圧手帳などで状態が安定していることを十分な経過観察をもって確認できた患者様には、２８日分を超える長期処方やリフィル処方箋（定められた一定の期間内に、上限３回まで繰り返し使用できる処方箋のこと）が可能です。
　リフィル処方箋についてご質問があれば、受付や看護師にお尋ねください。それでも不明な点等あれば医師が説明いたします。

３，医療介護、病院と診療所、診療所と薬局の連携を、さらに深めるよう指示が出ております（医療DX施策）。本施策においては、的確かつ効果的な診療ために電子処方箋やマイナンバーカードの情報といった患者様の過去の診療記録・データを、各医療機関で共有することとなりましたので、ご了承ください。